ママとこどものはいしゃさん

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ママとこどものはいしゃさん

2022年11月5日

片平歯科医院の片平です

 

医院に通っている成長期の子どもたちの口腔内に現れる異常にいち早く気が付き対応できるのが、

かかりつけ医の最大の良さである。と、(私の尊敬する)須貝昭弘先生は著書で述べています。

 

「虫歯にさせない」「歯周病にさせない」

これを本気で考え、人生をかけて実践しています。

とホームページのトップに掲げて治療してきました。

 

 

同時に良い歯科医師とはどういうものなのだろうかとずっと考えていました。

きっとこんなイメージで考えていたんだと思います。

①優れた診断力と意思決定力

②治療目的を達成させるだけの知識と技術力

③他の医師・歯科医師との連携力

 

ま、院長ガンガン突っ走っていたということですねw

 

 

そのような考えだったため、歯科の分野の中でも難しいと言われている、

インプラントや根管治療、咬合治療、歯周病治療の勉強を続け、

難しい症例にも取り組み、結果たくさんの方に喜んでいただきました(と思っていました)。

 

 

ですので、

 

・欠損(歯が抜けている)ところにインプラント治療を行う

・過去何回も治療した歯に根管治療を行う

この二つの「むつかしい」治療に多くの時間を使うようになりました。

 

もちろんそこには歯周病とむし歯が密接に関係しているのですが、

咬合(かみ合わせ)と食生活(食習慣)が同時に関係していることもわかりました。

 

難しい治療がどんどん増え、院長しか対応できない症例が増え、売上もどんどん増えたのです。

 

また、開業医なのに学会発表や論文執筆を行い、時には大きな賞もいただきました。

難しい症例にも取り組み、そしてこれは「良いこと」「正しいこと」と信じていました。

 

でも何か違和感がありました。

 

もっと早くから予防の知識を伝えることができれば、むし歯がこんなにできなかっただろうに。

もっと早くから成長期から現れた異常に気がつき対応すれば歯列や咬合が安定しただろうに。

 

成人だけでなく、もっと幼年期から介入して予防の大切さを伝えなくては、そう考えるようになったのです。

 

でも、ずっと前からわかっていながら、

今が忙しすぎてどのように関わっていけば良いのかわからないまま何年も経ってしまったのです。

 

 

例えば、こんな症例に出会うと辛くなるのです。。

 

・習癖の改善が行われないまま成人となり前歯部のガイドがない開咬によって、早期に臼歯部を失う症例。

・きっと乳歯列期から分かっていたスペース不足によって叢生となり重度の歯列不正が原因でブラッシング困難となり、う蝕が多発する症例、重度歯周病になる症例、結果早期に歯を失う症例。

これは決して年に数例とかではありません。詳細に見れば見るほど(診れば診るほど)多くがそうなのです。

(当院は難しい症例の方が多いというのはあります。。。)

 

 

これは少し専門的ですが、

・乳歯列から混合歯列(乳歯と永久歯)の時期に、

「萌出の異常」「スペース不足」「不良習癖」「骨格性の異常」を見逃さず、健全な永久歯列を導くこと。

・初期う蝕の正確な診断から始まる「診断の基準」と「処置法」を確立し、共有できること。

 

 

簡単に言って良いか難しいところですが、、

 

・成長期に現れる異常をその時点で改善し正常な歯列に導くこと

・正しい予防知識を伝えること

 

これが、むし歯のない健全な(きれいなとも言います)永久歯列の成人になることではないかということです。

(これはすでに先人の歯科医師らが、たくさんの症例で示しています。)

 

港区の1歳6ヶ月、3歳児検診の担当歯科医師や保育園の歯科医検診などで多くのお子さんやお母さんと接するようになり、その思いはより強くなりました。

 

「悪くなってから治しましょう」、ではなく

「悪くなることがわかっているなら、今から何とかしてほしい」というのが親御さんの本音ではないでしょうか。

少なくとも私はそう考えるようになりました。

 

 

 

変化を見逃さないためにも定期検診はとても大切です。なので、

親御さんに「また子どもを連れてこよう」と思っていただける歯科医院(歯科医師)になるよう努力していきます。

「歯医者さんは痛くなってからいくところではないんだ」そう思っていただきたいのです。

 

 

でもこれ以上スタッフの負担は増やせませんし、診ることができる患者さんの人数にも限りがあります。

 

 

だから

少し「売上を減らそう」と思っています。

 

 

 

患者さん満足度は大切で、その次にスタッフの満足度、つまり患者さんが喜んでくれることがスタッフの満足度につながると言う考え方がありますが、、

 

確かにその通りなのですが、私の場合どちらに重きを置くかと言われたら、

 

現時点では、まずスタッフも含めた自分達自身の満足度があって、

 

自分達が心身ともに元気で余裕がないと患者さんには良い医療を提供できないのではないか、と考えています。

 

 

例えば、患者さんからすれば、いざという時に診てもらえるように日曜日や祝日なども、との思いもあると思います。

 

それができるクリニックも実際にあると思いますが、そうじゃないクリニックからしたら、休日や受け付ければ患者さんには喜ばれますが、

それで現場のスタッフたちが疲弊して倒れてしまったら医療が継続できなくなります。

 

 

生意気なようですが、「先進性」と「経済性」や、「高い医療技術」と「速さ」は両立が難しく、

「融通性(すぐ診てくれる、夜遅くまで診療してくれる)」や「許容性(いうことを聞いてくれる)」はスタッフも私も疲弊してしまうのです。

 

 

限られた診療時間で限られた診療スタッフが全力で取り組んで、早く帰宅する。これを徹底したいと思っています。

 

また院長である私は、質の高い治療を維持し集中するためにも、

患者さまへの問診や説明は3人のTCが中心となって行うことになりました。

詳しくは院内の掲示をご覧ください。

 

 

片平歯科医院はセカンドステージに入ります。

「虫歯にさせない」「歯周病にさせない」

この思いには全く変化はありません。現在通院中の患者さまはどうぞご安心ください。

 

 

この「ママとこどものはいしゃさん」のロゴが今月からホームページや医院にありますが、

これはそのような思いで掲げています。

 

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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