保険と自費の根管治療、何が違うの?
2025年06月10日
🦷 保険と自費の根管治療、何が違うの?
〜東京都港区・神谷町で根管治療をご検討の方へ〜
当院では、神谷町・虎ノ門エリアを中心に「根管治療」や「再根管治療(やり直しの根の治療)」をご希望される患者様から、日々多くのご相談をいただいております。
💬「どこの歯科医院にかかればいいか分からない」
💬「根管治療が得意な名医に診てもらいたい」
💬「保険治療で十分じゃないの?」
💬「自由診療は高いだけでは…?」
💬「自費なんて高すぎて考えたことがない」
このような疑問や不安をお持ちの方に向けて、この記事では保険と自費による根管治療の違いを分かりやすく解説します。
根管治療とは?
歯を救うための“最後の砦”⚔️
根管治療とは、むし歯や感染が進行して歯の神経(歯髄)に達した場合に行う治療です。感染した神経を除去し、内部を清掃・消毒・密封することで、歯を抜かずに残すことが可能になります。
🧠 この治療は歯の寿命に直結する重要な処置です。
しかしその「根の中」は肉眼では見えず、形も非常に複雑です。
成功させるには、時間・精度・技術・設備のすべてが求められます。
「どれだけ精密に、どれだけ無菌に治療できるか」が成功の鍵となります。
🔍 保険と自費の根管治療の違いとは?
項目 | 保険治療 | 自費治療 |
---|---|---|
💰治療費 | 安価(3割負担) | 高額(全額自己負担) |
🔧使用機材 | 限定的 | マイクロスコープなど最先端機器使用可 |
💊使用薬剤 | 限定あり | 殺菌・封鎖性の高い薬剤が使用可能 |
⏱治療時間 | 短時間・複数回通院 | 1回60〜90分・通院2〜3回が目安 |
📊成功率 | 約18〜50% | 約90%以上 |
🔁再発率 | 約82% | 約9%以下 |
⚠️ 保険治療の制約と“現場のリアル”
日本の保険制度は世界でも類を見ない素晴らしい仕組みですが、根管治療に関しては診療報酬が極めて低く設定されているため、現実には以下のような制約があります。
-
🛑 使用できる器具・薬剤が国の基準で限定されている
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🕒 一回の治療時間が短く、何度も通う必要がある
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📉 最新の機器や材料を使うと医院が赤字になってしまう
結果として、本来慎重に時間をかけて行うべき治療が、短時間・簡易的にならざるを得ないという本来あるべき質を保つのが難しいというのが現実なのです。
🔑 根管治療は“最初の1回”が最も重要です
〜再治療は難易度が大きく上がります〜
🦷むし歯が進行して神経(歯髄)まで感染したときに行う「根管治療」は、歯を残すための最後の手段とも言われています。
この治療で最も大切なのは、実は「初回の根管治療」です。
❓ なぜ“1回目”が重要なのか?
-
🧫 細菌の量や広がりが比較的少ない
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🧩 構造的にもシンプルな状態
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🛠 適切な処置で歯の寿命を大きく延ばせる
しかし、以下のようなケースでは治療の質が下がるリスクがあります
⚠️ 十分な時間をかけられない(例:保険診療で制約が多い)
⚠️ ラバーダムやマイクロスコープなどが使われていない
⚠️ 精密な清掃・封鎖が不十分
このような処置では、数年後に再発する可能性が高くなります。
🔄 再根管治療(再根治)の難しさ
再治療は初回に比べて明らかにハードルが高くなります。
一度根管治療を受けた歯が再び痛んだり、腫れたりした場合、再根管治療(再根治)が必要になることがあります。
しかし、この再治療は初回に比べて以下のような困難が伴います:
🔹 1. 根管の形が変形している
以前の治療によって根の内部が複雑に変形し、清掃が難しくなっています。
🔹 2. 古い詰め物を除去する必要がある
被せ物やコア(土台)を外す作業が必要になり、歯にダメージが加わるリスクがあります。
🔹 3. 細菌が奥深くに入り込んでいる
感染が進行し、歯の周囲の骨や歯根先端に炎症が広がっていることもあります。
🔹 4. 成功率が低くなる
初回治療と比較すると、再治療の成功率は明らかに下がる傾向にあります。
特にマイクロスコープや精密器具を用いない治療では、予後不良になるリスクがさらに高まります。
🎯 最初の1回が勝負です
根管治療は、「とりあえず」で済ませられるような処置ではなく、非常に繊細で、歯の寿命を左右する重要な治療です。
一度でも再治療が必要になると、時間も費用も、そして歯そのものへのダメージも大きくなります。
だからこそ、最初の1回目をいかに丁寧かつ精密に行うかが非常に重要です。
私たちが自由診療をおすすめするのは、決して利益を目的とした提案ではありません。
保険診療には制度上の制限があるため、十分な治療時間や設備、材料の使用が難しいのが現実です。
可能であれば、患者様の歯の未来を守るために、より確実性の高い自由診療による根管治療をご検討いただければと思います。
💬「じゃあ、自費の根管治療は高いから、いっそ抜歯してインプラントや入れ歯でいいのでは?」
そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
🦷確かに、抜歯後にインプラントや入れ歯を入れることで、噛む機能はある程度回復できます。
しかし、天然の歯にしか存在しない『歯根膜』という重要な組織は、一度失うと二度と戻ってきません。
💎 歯根膜の役割
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💠 噛む力を吸収し、骨へのダメージを和らげるクッション機能
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💠 噛んだ力を神経に伝える“センサー”としての役割
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💠 歯と脳の連携を保ち、体全体のバランスに影響を与える重要器官
これを失うということは、「歯の感覚」そのものを失うことでもあります。
だからこそ、抜歯の前に“精密な根管治療”で救える可能性があるなら、それを選ぶ価値は非常に大きいのです。
🔁 保険と自費の根管治療の違いとは?
🧪 再利用器具のリスクと治療精度の限界
保険診療では、「リーマー」という器具を滅菌して再利用するのが一般的ですが…
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⚠️ 滅菌を繰り返すことで器具が劣化
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⚠️ 曲がった根にフィットせず細菌が残るリスク
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⚠️ 本来は使い捨てにすべき器具を再使用し治療精度が下がる
🚀 自費診療で使用される先進機器・高精度材料
自費診療では、精密な処置を可能にする以下の機材や薬剤が用いられます。
✅ マイクロスコープ
歯の内部を最大20倍に拡大して確認できる歯科用顕微鏡。
肉眼では見えない感染源を視認しながら治療を行うことで、取り残しを防ぎます。
✅ ラバーダム防湿
治療中に唾液が侵入するのを防ぐゴム製の防湿シート。
唾液に含まれる細菌による再感染リスクを大幅に低減します。
✅ ニッケルチタンファイル
柔軟でしなやかな構造により、複雑な根管の形状にも対応可能。
治療精度が大きく向上します。
✅ MTAセメント
殺菌性と封鎖性に優れた薬剤で、根管の密封を確実に行い再発を防止します。
💰 自費治療でも医療費控除の対象です
自由診療の費用は確かに高額ですが、医療費控除の対象になる可能性があります。
年間10万円以上の医療費がかかった場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。
少しでも経済的な負担を軽減できるよう、事前にご相談いただくことをおすすめします。
🗼 港区・神谷町で根管治療をご検討の方へ
当院では、保険診療・自費診療の両方に対応しておりますが、
院長による精密根管治療は自由診療のみとさせていただいております。
無理に自由診療を勧めることは一切ありませんが、
保険診療には制度上の限界があり予後に差があることを、どうかご理解ください。
✅ こんな方はぜひご相談ください
👉保険治療を何度も繰り返している
👉痛みや違和感が改善されない
👉抜歯と言われたが、できる限り歯を残したい
👉自費治療は気になるが、よくわからず踏み出せない
🦷 歯の未来は“根の治療”の質で変わります
根管治療は、歯の寿命を守るための最後の砦です。
あなたの歯が「残せるか」「抜くしかないか」は、根管治療の質にかかっています。
🔁 削って詰めて…を繰り返すよりも、
🎯 一度の精密治療で歯を長持ちさせる方が、結果的に体にもお財布にも優しいと考えています。
安さだけでは測れない価値があることを、ぜひ一度考えてみてください。
「どう治すか」を一緒に考え、後悔のない選択をしていただけるよう、片平歯科医院では丁寧にご説明いたします。
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